【定期演奏会曲紹介ばいおん】シンフォニエッタ第3番「響きの森」

こんにちは!企画係です!🍀

 

本日はいよいよ今年の集大成となる第55回定期演奏会で演奏する曲を紹介して行きたいと思います!

(余談になりますが…毎年12月に行なっている定期演奏会ですが、この2年ほどは当団主催での演奏会を行うことができず、ハートフルコンサートという名前で演奏会を行なっていました。そのため2年ぶりに定期演奏会という冠を掲げて演奏ができることになりました。少しずつ活動が元に戻ってきていることに感謝と感動でいっぱいです😭)

 

そして今回紹介する曲は…

シンフォニエッタ第3番「響きの森」です!

 

 

この曲はラッキードラゴン梁塵秘抄などでお馴染みの福島弘和によって、東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部の委嘱により2018年作曲されました。

第3番とあるように、このシンフォニエッタシリーズは第1番にあたる「シンフォニエッタ」と、2010年に春日部共栄高校の委嘱によって作曲されたシンフォニエッタ第2番「祈りの鐘」が存在しています。また2020年には第4番「憶いの刻」、そして今年は第5番「火焔の鳥」が作曲されており、今後もこのシリーズに注目ですね✨

 

 

この曲について、まず私はシンフォニエッタって何?という初歩的な疑問を抱きました。調べてみたところイタリア語で小さな交響曲という意味があるそうです。その名の通り、交響曲の特徴を持ちながら、規模の小さい作品に付けられるそうです。

 

そして楽譜を見た時、題名の下の英文がSinfonietta No.3 “Distance of Sounds”となっているのを見て、「あれ、響きの森って書いてあるけどなんでだろう?」とまた疑問を抱きました。

そこで曲の解説を読んでみると、『副題の「響きの森」は、どこかの「」を表現した訳ではなく、「音と音が響き合う様子が、木と木が生い茂って森のように聞こえると」と思い付けさせていただきました』と書いてありました。

福島さんはなんて豊かな感性の持ち主なんだ…と驚いてしまいました!また英訳がDistance of Soundsというのもオシャレな感じがしませんか✨(Distanceには距離という意味の他にも「広がり」という意味があるそうです。)

(これは私のイメージです😊笑)

曲については、冒頭の木管楽器と打楽器や中間部のクラリネットから始まるモチーフが、音程やリズムを変化させながら木々が生茂るように響きあって進んでいきます。個人的に推している部分は、前半の終わりにあるサックスのアンサンブルになっている部分です!全体的に綺麗な旋律や響きが多く、次々に新たな動きが出てくるので聞いていて飽きるところがありません!様々な楽器によって受け継がれていくモチーフの移り変わりにぜひ注目してお聴きください☺️

 

 

このばいおんを書いている人にとっては、第55回定期演奏会が静岡大学吹奏楽団での最後の演奏会となります。1年生から書いてきたばいおんもついに最後…と思うと寂しいものがあります😢

なのでぜひとも多くの方に私たちの演奏会を聞いてほしいのです!!!

 

静岡大学吹奏楽団 第55回定期演奏会

日時:12月18日(日) 場所:焼津文化会館 大ホール

開演15:00(開場14:15)

入場料:大学生・一般500円(前売り) 800円(当日)

高校生以下無料

https://teket.jp/1817/16839 👈チケットはこちらから✨

 

この他にも「ハムレット」への音楽「ローマの祭り」といった超名曲も演奏致します✨

会場でお待ちしています!!

 

かいたひと サックス吹いてる人