【曲紹介ばいおん】バレエ音楽「シバの女王ベルキス」(新セレクション版)
みなさんこんにちは!こんばんは!おはようございます!企画係…ではなくチューバを演奏しているたいしょーです!
今回は特別に!曲紹介ばいおんを書かせていただくことになりました!
さて、今回紹介させていただく曲は…
バレエ音楽「シバの女王ベルキス」(新セレクション版)
です!
あーあのよくコンクールでも演奏されるベルキスね~…と思ったそこのあなた!
それはバレエ”組曲”なのです!
(実は、先日行われたレコーディングで全曲演奏しました!そのCDの発売もお楽しみに!)
よくよく見てみると、バレエ”音楽”だし、新セレクション版なんてワードもついちゃってるスペシャルバージョンを定期演奏会ではお届けします!
さっそくシバの女王ベルキスの詳細をご紹介します!
この曲はイタリアの作曲家、オットリーノ・レスピーギによって1931年に作曲された、レスピーギにとって最後のバレエ音楽です。
レスピーギといえば、昨年取り組んだ交響詩「ローマの祭り」(CD絶賛発売中!)を含むいわゆる「ローマ三部作」が有名です。
このシバの女王ベルキスは、約80分の上演時間、奏者、ダンサー、ナレーターなどで約1000人が関わっているとても大規模な楽曲であり、初演以降なかなか再演がなされない楽曲です。オフステージやバンダなど、演出がもりだくさんとなっています!
また、打楽器には多数の民族楽器が使用されています。
今回の演奏会では、
ダラブッカ(この曲のために買いました!)
バトルドラム(YAMAHA様に紹介していただきました)
などが用いられます!
あらすじは以下のとおりです。
物語は旧約聖書の「列王記」第10章がもとになっている。紀元前9~10世紀ごろ、シバ国(現在のイエメンからエチオピアのあたり)の女王ベルキスが、古代イスラエルのソロモン王を訪問する。その聡明さと気高さに感銘した女王ベルキスは、ソロモン王に大量の貢物を贈り、歓待されて長期滞在する。他方、ソロモン王もベルキスの美しさに感動し、二人は結婚することになる。その祝賀の大団円で幕となる。
(2015年東京フィルハーモニー交響楽団第94回東京オペラシティ定期シリーズ プログラムノートより)
さて、ここで気になってくるのは「どうして”新セレクション版”なんて副題がついてるの?」というところでしょう!
今回の演奏会では、原曲であるバレエ音楽からのええとこどり!なアレンジとなっています!
アレンジャーは、2017年のレコーディングや2018年のコンクール、定期演奏会で演奏した「主題と変奏 第12旋法によるメタモルフォーゼ(O.レスピーギ)」を編曲していただいた小野寺真先生です!(今年のレコーディングで収録した組曲版の編曲もしていただきました!)
楽譜が届いて音出しをしてみると…「知ってるベルキスと全然違う!」
(レコーディングでもベルキスをやっているので、団員はその違いを表すのに苦戦しています…)
ベルキスを知っている人たちなら聞いたことのあるフレーズも、よく聞くと知っているものと違ったり、同じモチーフが違う形で出てきたりと、いつもと違った味のベルキスを楽しめること間違いなし!
どのような編曲になっているのかちょっとチラ見せしちゃいます。🫣⇓
ちなみに…
私はチューバ吹きなのですが、今回はなかなかお目にかかれないチンバッソという楽器を演奏します!
↓こんな楽器です!↓
ヴェルディなどの作品でよく用いられる楽器であり、今回の演奏会ではこの曲の他に歌劇「運命の力」序曲(ヴェルディ)でも演奏します!
力強いサウンドをお届けします!
さて、バレエ音楽「シバの女王ベルキス」(新セレクション版)、聞いてみたくなりましたか…!?
そんなあなたは第56回定期演奏会にぜひお越しください!
チューバパート4年 たいしょーーー