【曲紹介ばいおん】交響曲第2番 Symphony No.2 (長生淳)

初めて見てくださった方こんにちは!初めてじゃない方もこんにちは!企画係です。

 

今回の曲紹介ばいおんはサマコン第1部で演奏致します長生淳 先生 作曲の

交響曲第2番 Symphony No.2

です!

 

この曲は、東京都豊島区を拠点に活動されているミュゼ・ダール吹奏楽団の第20回定期演奏会記念のための委嘱作品として長生先生が作曲されました。2017年のこの演奏会では長生先生自ら指揮を振られたそうです!

「ミュゼ・ダール/Musée d’Art」とは、フランス語で“芸術の殿堂”を意味しており、吹奏楽を通して、メンバーとともに“芸術の殿堂”を目指すという気持ちから名付けられたそうです。(同団HPより)かっけぇーー、、

 

長生先生はこれまでに交響曲を5曲書かれており、第3・4・5番にはそれぞれ「四季連禱」、「尽きせぬ想ひ」、「餞の時鐘」いう副題がついています。

当団では2019年、第52回定期演奏会でもこの曲を演奏しています!そのときのばいおんはこちらから!

2020年には交響曲第4番を委嘱して作曲していただき、世界初演で演奏しました!

スピラ・スペラ / 長生淳

長生淳先生(いつみてもお若いです…)

 

交響曲・交響曲第4番は3楽章構成、交響曲第3番・第5番は4楽章構成となっていますが、第2番は単一楽章からなる交響曲となっており、これは委嘱元であるミュゼ・ダール吹奏楽団の「好きなものを書いて欲しい」という意向を反映したという経緯によるものだそうです。

長生先生特有のポリフォニックな書法やオーケストレーションが発揮されており、同一のテンポの中で移り変わるモチーフが時に激しく、時に儚く展開していきます。

記譜上のテンポは♩=58とか♩=80くらいなのですが、6連符や32分音符などによってものすごく緻密な曲になっています。(木管大変そう。)

第2番は、演奏時間は20分の大曲となっていますが、今回のサマーコンサートではコンクールカットバージョンで演奏致します。

皆さんも長生先生の「滲み(にじみ)」「澱み(よどみ)」の世界に浸かりませんか?

書いた人:おに