第57回定期演奏会

12月15日(日)富士文化ロゼシアター大ホールにて、第57回定期演奏会を開催しました。

2024年は全日本吹奏楽コンクールで創部史上初となる金賞受賞のほか、現役とOBによるダブル全国大会出場など、静岡大学吹奏楽団にとってとても色濃い1年でした。この1年の集大成とした定期演奏会では、より強い思いを込めて演奏しました。

1部では

・歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲/M.グリンカ(黒川圭一)
• with heart and voice/ディヴィット.R.ギリングハム
・コーラル・ブルー 沖縄民謡「谷茶前」の主題による交響的印象/真島俊夫
・パガニーニの主題による幻想変奏曲/J.バ ーンズ

の4曲を演奏しました。

 

「ロシア近代音楽の父」と呼ばれるM.グリンカが作曲した「歌劇ルスランとリュドミラ序曲」から始まり、軽やかな楽想とロシア的な旋律によって華やかな幕開けとなりました。
続いて2曲目に「with heart and voice」を演奏した後、3曲目に「コーラル・ブルー 沖縄民謡『谷茶前』の主題による交響的印象」を演奏しました。
1部の最後には、「パガニーニの主題による幻想変奏曲」を演奏しました。この楽曲は全てのパートのソロによってテーマを繋いでいくため、アンサンブル力が試される楽曲でした。

第2部では

・ルイブルジョアの讃美歌による変奏曲/ク ロード.T.スミス
・風紋/保科洋
・歌劇「セヴィリアの理髪師」/G.ロッシー ニ(F.チェザリーニ)
・交響詩「ローマの松」/O.レスピーギ

の4曲を演奏しました。

 

今年度の全日本吹奏楽コンクールの自由曲として演奏した「ルイブルジョアの讃美歌による変奏曲」から始まり、重厚なコラールやトランペットソロによって迫力あるサウンドをお客様に届けることができました。
続いて2曲目には1987年の吹奏楽コンクール課題曲である「風紋」、3曲目には「イタリアオペラの巨匠」と称されるG.ロッシーニが作曲した「セヴィリアの理髪師」を演奏しました。
2部の最後には、本公演のメイン曲となる「ローマの松」を演奏しました。「軍隊の行進」を表す足音のリズムや2階席に配置されたバンダのファンファーレなど、立体的で迫力あるサウンドの中、全曲を閉じました。

定期演奏会をもって4年生が卒団となり、1月からは新体制で今後も活動していきます。

足を運んでいただいたお客様をはじめ、本公演に携わっていただいた多くの方々に感謝申し上げます。今後とも静岡大学吹奏楽団をよろしくお願いいたします。