第52回定期演奏会 (2019/12/8)

2019年12月8日、 静岡市民文化会館大ホールにて第52回定期演奏会を行いました。

今年静岡大学吹奏楽団は、県内の吹奏楽部に所属する学生を対象としたリーダーズ講習会に取り組みました。緞帳が上がるとともに鳴り響くファンファーレ。そしてリーダーズ講習会の参加者とともにA.リード作曲の「エルカミーノ・レアル」をお届けしました。

続いて第一部では、鋒山綻亘作曲の「Victoria」、A.リード作曲の「アーデンの森のロザリンド」をお届けしました。そして、1部最後にお送りしたのはD.ショスタコーヴィチ作曲の「交響曲第五番『革命』」より第四楽章でした。苦難を乗り越える民衆の夢と希望をテーマとしたこの曲は、会場を激しく熱い音楽で支配しました。

第2部最初にお送りしたのは團伊玖磨作曲の「祝典行進曲」でした。1964年東京オリンピックの序曲を作曲された同氏の作品を通して来る2020年東京オリンピックに胸を弾ませました。2部の最後を飾ったのは、樽屋雅徳作曲の「マードックからの最後の手紙」でした。

続く第3部では、今年の全日本吹奏楽コンクールで演奏した、長生淳作曲の「交響曲第2番」を演奏しました。昨年、第51回定期演奏会第1部にてお送りした同氏作曲の「久堅の幹」を通して得た長生作品特有のオーケストレーションやポリフォニックな音楽の経験を生かし、長い練習を経て、本作に込められた「すこやかに育まれよという願い」を表現しました。

ご来場くださいました皆様ありがとうございました。来年も静岡大学吹奏楽団をよろしくお願いします。