【愛知公演曲紹介ばいおん】「Mont.Fuji~北斎の版画に触発されて~」

みなさんこんにちは!企画係です!

さて、今回も愛知公演の曲紹介ばいおんです!今回紹介いたしますのは、「Mont.Fuji~北斎の版画に触発されて~」になります!

この曲は、相模原市民吹奏楽団の委嘱で、真島俊夫さんが作曲した曲となっております。

「日本施法と西欧のハーモニーの融合」を追求した真島さんのシリーズ、「三つのジャポニスム」「鳳凰が舞う」に続く第三作となります。

富士山といえば、何が思い浮かびますか?「日本一高い山」「静岡県」「世界自然遺産」いろいろあると思いますが、やはり、数々の版画や浮世絵にも使われた季節や時間帯によって様々に姿を変える”絶景”は欠かせないでしょう。

タイトルにもあります葛飾北斎は、江戸時代の後期の”化政文化”を代表する世界的にも有名な浮世絵師であり、『北斎漫画』『冨嶽三十六景』などで知られています。生涯にわたり3満点を超える作品を発表し、単純な絵画だけではなく、絵本や読本など、様々な「絵」の形へと挑戦したことでも知られています。ちなみに、北斎は絵以外のことにはほとんど興味がなく、お金やお酒、食べ物にはほとんど無関心だったともいわれています。また、当時江戸では火事が立て続けに起きていたのに対し、75歳まで火災にあわなかったことが自慢だったそうです。

そんな日本を代表する絵師葛飾北斎の”和”の力と、対照的な西洋のハーモニー要素を融合させた、幻想的かつ壮大な世界観を感じることのできる作品となっています。

特に、中間部の美しいメロディーとハーモニー、打って変わって終盤の圧倒的な盛り上がりは思わず聞き入ってしまう事でしょう!

 

そんな富士山、浮世絵の”和”の要素と、楽器、ハーモニーによる”洋”の要素を同時に味わい、お楽しみいただければ幸いです!

 

いつもの宣伝です!

 

〈静岡大学吹奏楽団×愛知教育大学吹奏楽団 合同演奏会〉

11/13(日) の13:00開場  13:30開演

場所:愛知県 豊田市民文化会館 です。

チケットはこちらから!

書いた人:Village