【曲紹介ばいおん】パガニーニの主題による幻想変奏曲
皆さん、こんにちは!!企画係です😎
今回は第57回定期演奏会第1部のトリを飾る、「パガニーニの主題による幻想変奏曲」を紹介していきます😆
この曲は、アメリカ海兵隊軍楽隊の隊長、ジョン・ブルジョワの委嘱により、アメリカ合衆国🇺🇸の作曲者であるジェームズ・バーンズ(上の方)によって1988年に作曲され、同年の音楽教育者全米会議で初演されました。また「ブルジョワ」さんが出てきましたね😅。(ほかのブルジョワさんについては前回のばいおんをご参考に。)
曲紹介に戻りましょう。作ったのがバーンズさんなら「曲名のパガニーニって誰やねんっ!」てなりますよね?このパガニーニさんというのは、イタリア🇮🇹のヴァイオリニスト・作曲家であるニコロ・パガニーニ🎻さんのことです。このパガニーニさん、5歳のときからヴァイオリンを弾き始め、なんと、、、13歳になると学ぶものがなくなり自作の練習曲で練習していたそうです!
この曲は、そんなパガニーニさんがヴァイオリン独奏のために作曲した「24の奇想曲」の第24番「クワジ・プレスト」の旋律を主題とする変奏曲となっています。なんとこの「クワジ・プレスト」、モチーフがわずか16小節しかないんです!そのモチーフが様々な奏法によって展開され変奏されていきます。
「24の奇想曲」第24番(ニコロ・パガニーニ)
そんな曲がモチーフとなっているこの「パガニーニの主題による幻想変奏曲」、この曲も曲名の通り、たくさんの変奏部分があります。その数なんと20種類!序奏と20種類の主題の変奏から構成されているんです!!なぜこんなに多いのかというと、海兵隊軍楽隊の高い演奏技術を披露するために、様々な楽器のソロやセクションをフューチャーしているからなんです😲
しかも!!
普段はあまり単独で音を聞くことがない楽器にもソロやソリがあるんです!コントラバスクラリネットのソロをはじめ、ファゴットやバスクラリネットなども様々な場面で活躍します。もちろん、なじみのあるトランペットやフルートなどのセクションもありますよ🎺
演奏者も大変なくらい長めな😅💦この曲ですが、場面ごとに切り替わる各楽器ならではの音色や仕掛けを楽しみながらお聴きいただけたらと思います!
ほかにも多くの曲を演奏する第57回定期演奏会はこちら👇👇👇
皆様のご来場、団員一同心よりお待ちしております!
書いた人:あっつー