定期演奏会曲紹介「第十二旋法によるメタモルフォーゼ」

みなさんこんにちは!企画係です♪

突然ですが、12月27日のご予定は決まっていますか?

特に予定ないな~というあなた!

ぜひ静岡大学吹奏楽団の定期演奏会へ!

珠玉のプログラムをご用意してお待ちしております。

皆様の師走の1日を素敵なものにすることをお約束しますので、ぜひ清水文化会館マリナートへお越しください!

詳しい情報はこちらのURLからどうぞ→https://shizuoka-windorchestra.com/events/event/51thregularconcert/

 

前置きが長くなりましたが本題です。

この記事では、今回の定期演奏会のメイン曲

O・レスピーギ作曲「主題と変奏 第十二旋法によるメタモルフォーゼ」を紹介します!

この曲は、主題(テーマ)と12の変奏曲からなる大曲です。

もともとはオーケストラ作品ですが、昨年に当団が作曲家の小野寺真先生に委嘱し吹奏楽用に編曲していただきました。

今年度のコンクール自由曲としても演奏しましたが、フルバージョンを演奏会で披露するのは今回が初めてです!!

いよいよ聞き逃せなくなってきましたね!

曲や作曲家についての知識や背景は、グ〇っていただければいくらでも出るので、今回は私、企画係4年りこぴんの超個人的☆メタモ大好きポイントを紹介したいと思います!

早速テーマからいきたいと思うのですが、ここで私は気づきました。

「12の変奏曲…今回の定期演奏会に出る4年生は12人…これは…4年生紹介も兼ねてやれば…エモい…!!!」

…というわけで、今回が静大吹奏楽団の団員としては最後のステージとなる4年生を、1変奏につき1人ずつ紹介しながら進めていきます!

長くなるかもしれませんが最後まで読んでいただけるととっても嬉しいです☆

【テーマ】

最初の音でグッとメタモルフォーゼの世界に引き込まれること間違いなし。余計な言葉はいりません。

強いて言うなら、最初のフレーズは私、音がないのですが、あんまり素敵な響きなのでいつもニヤニヤしてしまいます。

【第一変奏】

1人目の4年生はSaxパート、まりおです!

ちょっとおバカだけど、優しい心を持っていてみんなに愛されている我らが団長です!

確かに心は優しいですが、愛が重いです!

第一変奏では、テーマで裏メロだったメロディーが主役になります。アルトフルート、フリューゲルホルン、アルトサックスがまじりあった音色は、なんだか現実離れしていて、クセになりますよ!

【第二変奏】

2人目は…Hrパートのしゅんしゅん!!

可愛いとかっこいいを高度な次元で両立しているという噂をある筋から聞きました。真偽のほどは分かりません!

テーマ・第一変奏はゆったり、どっしりとした旋律が支配していますが、第二変奏では最初から細かい動きが出てきます。

しかし根底にあるのはやはりどっしりとしたフレーズで、細かいのを吹いている私としては掌の上で踊らされている気分です。

 

【第三変奏】

3人目は…打楽器パートのかっしーです。

超個人的ですが、かっしーは私の誕生日に手作りのシュークリームをくれました…!!めっちゃおいしかった…

(あんま顔見えてないけどカッコよさで画像選びました。)

第三変奏ではオーボエとバスクラリネットの印象的なソロがあります。

オーボエのソロの最後の音で長調のハーモニーになるときの、フワッと明るくなる感じはたまらないですよ!

【第四変奏】

4人目は…Cl パートのしーたです!

なんでしーたって呼ばれてるのか結局分からないままだった…

日々、高い理想に叶うイケメンを探し求めて生活しています。

第四変奏では、第一変奏で主役になったメロディーがはじめから登場します。しかし、少数精鋭の第一変奏と異なり、わりかしみんなで吹いてます。うまみ成分が多すぎて、私はお出汁のきいたうどんをすすっているような気分になります。(例えが庶民的で申し訳ありません。)

 

【第五変奏】

5人目は…Flパートのもえちゃん!!

食べるの大好き。

私と一緒にパン屋さんでバイトしていますが、もえちゃんは甘いパンが好きで、私はしょっぱいパンが好きなのでバランス最高です。

第五変奏はまるでオルゴールのように、点の音楽が重なったり間を埋めあったりして大きなメロディーになっていく様子が綺麗です。鍵盤打楽器と木管楽器の織りなす響きの妙も格別です。

【第六変奏】

やっと折り返し地点です。6人目は…Tubaパートじゅんぱいです!

じゅんぱいはYoutuberです。自分の経験を生かして中高生向けの動画を配信しています。

つくづく、良いやつだなあ…

第六変奏では3拍子が登場。遊び心を感じるアレンジで、聞いている方は楽しいですが、初めて吹いた時はついていくのに必死でした。私はいたずらな感じの終わり方がとっても好みです。

【第七変奏】

7人目は、Fgパートのりょっぴーです!

私が見た中で、りょっぴーが今まででいちばん怒っていたのは「俳優の賀来賢人が結婚した時」でした。

めっちゃ怒ってました。

第七変奏はソロ祭りです!!ハープ、ホルン、ファゴット、フルート、クラリネット、と超絶技巧のソロをつないでいきます。

各ソロはもちろん、その裏で静か~~に奏でられているハーモニーも非常に素晴らしいので、精神統一して聞いていただきたい一品です。

【第八変奏】

そろそろ自分出しときますね!

申し遅れました、Flパートのりこぴんです!

「他人に優しく、自分に厳しく」なることを目標にしていたらいつの間にか、「他人に甘いし、自分にはもっと甘々な」とんでもない人間になってしまいました。どうしよう。

第八変奏は、緊張感あふれるソロ祭りからガラッと雰囲気が変わるので、びっくりするかもしれません。

安っぽいたとえで申し訳ないのですが、ほのぼの系RPGのバックミュージックっぽくて、私は大好きです。

【第九変奏】

9人目は…ClパートのAJです!!

AJは写真写りが異常に良いです。

ちょっと気に入らないことを言うと、「ギュッとして、ちゅーしてやる!!」と脅されるので注意が必要です。

AJの散らかった人間性とは対照的に、第九変奏は非常にシンプルな構成です。

テーマと並んでメタモルフォーゼの魅力が集約されているポイントだと私は思っています。

【第十変奏】

あと少しです!10人目は…Tubaタナツ

この前、「夏が終わっても、タナツは終わらない…」などと呟いていました。もう意味が分かりません。

私、何回かタナツと2人で曲を吹く練習をしたことがあるのですが、びっくりするくらい音が低くてすごく勉強になります。

第十変奏では、頭から離れなくなる5拍子のフレーズが怒涛の勢いで押し寄せてきます。中毒性高いです。

それにしても、ここに来てなんですが、12つも変奏曲書いちゃうって、レスピーギはそれだけこのテーマを愛していたのかなあ…なんて妄想してしまいますね。気持ちは分かります。

【第十一変奏】

ラスト2人です!打楽器パートのおのくんです!

3年くらい前の、超絶髪長い時のびっくり画像をアップしようかと迷ったのですが、さすがに可哀想なのでやめました。

絵が上手です。ちなみにタナツもとっても絵が上手です。

十一変奏は、初めてオケの音源を聞いた時、弦楽器の連符が鬼気迫りすぎて、「こんなん表現できるのかな…」って不安になりました。指からケムリ出そうな感じで吹いてます。

【第十二変奏】

ラストを飾るのは、不本意ながらSaxパートあきらです。

写真は今世紀最大に盛れてるあきらくんです。

ファッションセンスが個性的すぎて、「見るタイプの暖房」「体に毒」「歩く蛍光ペン」など賛否両論です。否のが多い気がしますが、多分気のせいです。

十二変奏は、フィナーレに相応しい華やかさ、壮大さに圧倒されます。主題がまた、形を変えて畳みかけてくる様子は圧巻です。

ちなみに、十一変奏に引き続き、木管奏者の指からはケムリが出てます。

 

と、いうわけで紹介は終わりです!!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

とはいえ、

「りこぴんとかいう、得体のしれないフルート吹きの超個人的なメタモ大好きポイント語られても困るわー。」

という方が大半かと思います!

そんな方は!!

ぜひ!!

マリナートで!!

フルバージョンの!!

メタモルフォーゼを!!

生で聴いて!!

自分なりに!!

解釈していただければ!!

幸いです!!

定期演奏会、今回紹介させていただいた4年生はじめ、団員一同全力で練習しながらお待ちしています☆

 

書いたひと

フルート4年りこぴん